Question
よくあるご質問
- 検査結果はどれくらいで解かりますか?
1.一般血液検査(肝機能、HbAIC、甲状腺) 2~3日以降
※ 時には日数がかかる事もあります
2.ガフキー(結核) 4週~8週
3.骨塩定量 1週間
4.胃カメラの組織、尿細胞診 1週間~10日
5.睡眠時無呼吸 10日~2週間
6.ホルター心電図 1週間~10日
- インフルエンザの予防接種は受けられますか?
もちろん受けられます!
「高齢ですが受けても大丈夫ですか?」などの質問が多いですが、ご高齢の方や病弱な方ほど受けるメリットが多いとも言われています。
- 苦痛のない内視鏡検査って出来るんですか?
当院では、内視鏡の径の細いものを使用していますので、楽に検査を受けていただくことが出来ます。検査に関しても全く問題なく観察することが出来ます。まれに苦痛を感じる人もいますが安心して受けていただけます。
- 診療時間外に診てもらえますか?
基本的には、診療時間内でお願いしておりますが、必要に応じて対応させて頂きます。
往診も受付しておりますので、お気軽にご相談下さい。
検査期間と詳細
- 一般血液検査
(肝機能、HbAIC、甲状腺) 2~3日以降
*時には日数がかかる事もあります
- WBC
(白血球) WBCは、体を防御(細菌やウイルスから)する細胞です。そのため血液中に増えると何らかの感染症にかかっていることが疑われます。 参考:白血球像
基準値:3300~9100/mm³
RBC
(赤血球) RBCは、肺で取り込まれた酸素を全身の組織に運んでいます。RBC数が減少すると組織への酸素の供給が減り、動悸・息切れ・頭痛・めまい等がおこります。
基準値:M418~555万/mm³ F379~488万/mm³ - Hb
(ヘモグロビン・
血色素) Hbは、赤血球の成分のひとつでHbの鉄分が酸素とむすびついて酸素を全身に運んでいます。
基準値:M13.7~17.6g/dl F10.7~15.2g/dl - Ht
(ヘマトクリット) 血液に占める赤血球の容積の割合を%で示した値です。
基準値:M40.4~51.1% F34.3~45.2%
血小板 血小板は、血液を凝固させて出血を止める働きをする血球成分です。従って、数が減少すると出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなったりします。
基準値:14万~34万/mm³ - 赤沈
(赤血球沈降速度) 抗凝固剤を混ぜた血液で赤血球の沈む速度を測定します。炎症性疾患で亢進しますが、貧血の影響を受けやすい検査です。
基準値:(一時間値)1~10mm
- 赤血球恒数
- MCV
(平均赤血球容積) HtをRBC数で割った値でRBC1個の大きさを示します。
MCV(fl)=Ht(%)/RBC(106/μl)×10 (fl=10-15l)
基準値:M86.3~101.6fl F82.0~102.1fl
MCH
(平均赤血球血色素量) Hbを赤血球数で割った値でRBC1個あたりのヘモグロビンの量を示します。
MCH(pg)=Hb(g/dl)/RBC(106/μl) (pg=10-12g)
基準値:M28.4~33.7pg F26.8~33.8pg
MCHC
(平均赤血球血色素濃度) HbをHtで割った値で1個の赤血球中に含まれるHbの濃度を示します。
MCHC(%)=Hb(g/dl)/Ht(%)
基準値:M31.5~36.0% F31.0~36.0%
- 貧血の分類
上記の赤血球恒数により貧血の分類がされます。貧血の分類には他に貧血の成因によるものもあります。
小球性低色素性貧血 ヘモグロビンを構成するヘム、あるいはグロビンの合成の異常によって起こる貧血症。(MCV80以下、MCHC30以下)
鉄欠乏性貧血・鉄芽球性貧血・先天性トランスフェリン欠乏症・二次性貧血(感染、炎症、腫瘍による貧血)・サラセミア
正球性正色素性貧血 色々な機序によって起こる貧血症。(MCV=81~100、MCHC=31~35)
急性出血・溶血性貧血・再生不良性貧血・腎疾患や内分泌疾患に伴う二次性貧血・骨髄異形性症候群
大球性正色素性貧血 赤芽球のDNA合成に異常がある場合などに起こる貧血症。(MCV101以上、MCHC=31~35)
悪性貧血・その他の巨赤芽球性貧血
- WBC
- ガフキー(結核)
4週~8週
(1) 結核とは
抗酸菌属に属する結核菌によって起こる感染症である。結核の約90%は肺結核であるが、残りの10%は肺外結核で、この中には結核性髄膜炎、骨関節結核、腎臓結核などいろいろな臓器の結核症が含まれる。
病型の分類
1) 肺結核(気管支結核)
2) 肺外結核:髄膜、骨、関節、腎、尿路、生殖器、リンパ節、漿膜(胸膜、腹膜、心膜)、喉頭、消化管(腸結核)における結核。
3) 粟粒結核
肺にできた初期変化群の病巣から、①リンパ行性、②血行性、③管内性という三つの経路を通り結核菌は全身のどの臓器、器官にも到達し、そこに病変を作る可能性があります。
- 骨塩定量
1週間
骨塩定量検査とは
骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を測定する検査で、骨粗しょう症や代謝性骨疾患の診断に役立ちます。また、骨の健康状態を数値化することにより、骨量の減少を早期に発見し、適切な予防や治療を行うことが可能になります。骨密度測定によって得られる情報!
骨折を起こす前の骨減少症や骨粗しょう症の発見
将来骨粗しょう症に罹患するリスクの予測
定期的な測定による骨量減少速度(疾患の進行)の評価
治療の有用性、もしくは無効性の証明(治療評価)
- 胃カメラの組織、尿細胞
診 1週間~10日
胃カメラ検査中に細胞組織を採取する利点
胃カメラ検査で生検を行う場合は、内視鏡スコープの先端に取り付けられているとても小さなハサミ状の器具を使用して組織の一部を採取します。
胃カメラで生検を行う利点は、内部の状況を映像で確認し、異常が確認される部位や病変などが疑わしい部位を検査中に採取できる点にあります。
胃カメラ検査の経験をお持ちの方はご存知かと思いますが、胃カメラ検診では前日からの食事制限と、喉から食道にかけての麻酔、そして検査中に胃の動きをより確認しやすいように胃の活動を抑制する鎮静薬の注射が執り行われます。
ですから一日で上部消化器官の確認を行い、仮にポリープなどが発見された場合は生検用の細胞組織をその場で採取し、止血までの処置をまとめて行えることは患者にとっての負担軽減にも繋がるのです。
尿細胞診
尿中の細胞を鏡検し、悪性の細胞の有無を調べる検査です。
主に膀胱がんや腎盂・尿管がんの診断に用いられます。
ClassⅠからⅤの5段階に分類されますが、ⅣまたはⅤの場合には膀胱がんや腎盂・尿管がんの存在が強く疑われます。
しかし、ⅠまたはⅡだからといって膀胱がんや腎盂・尿管がんが否定できるものではありません。
- 睡眠時無呼吸
10日~2週間
主な検査項目
口と鼻の気流(空気の流れ)
血中酸素飽和度(SpO2)
胸部・腹部の換気運動
筋電図
眼電図
脳波
心電図
いびきの音
睡眠時の姿勢 など寝ている間に検査は終了
これらの項目を測定するために身体に多くのセンサーをつけますが、痛みを伴う検査ではありません。いつも通りに寝ている間に検査は終了します。
- ホルター心電図
1週間~10日
心電図は、心臓の電気的興奮を体の表面につけた電極でとらえ波形として記録する検査です。安静時標準12誘導が一般的に行われている方法です。
心臓の電気的興奮:心臓の拍動は「洞結節」からの電気刺激が、左右の脚を経て心筋に伝わることでおきます。
標準12誘導心電図は、両手両足と胸部に6ヶ所の計10ヶ所に電極をつけます。12誘導とは、標準肢誘導(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ誘導)単極肢誘導(aVR・aVL・aVF 誘導)単極胸部誘導(V1・V2・V3・V4・V5・V6誘導)のことです。これらの誘導で心臓のどのあたりに異常があるかもとらえることが出来ます。安静ですから、ベットに寝た状態でとります。
安静心電図でみつけられる疾患は、安静にしていても常に異常があらわれているものになります。また、記録時間が短いのでたまにしか症状のあらわれない不整脈や狭心症の発見には向きません。
心電図検査には、安静時の他に運動負荷心電図(運動後の心電図をとります。マスター2階段法・トレッドミル法・エルゴメーター法があります。)やホルター心電図(24時間の心電図をとります。)などがあります。
心電図検査を受ける際には、電極をつけることを考えて着脱のしやすい服装でお願いします。
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